後期高齢者(85歳)トレーダーからのお手紙
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1)自己紹介
私は東京都内に家内と二人で住む85歳のシニアです。子供2人はそれぞれ隣の区に住み孫が3人おります。
私は銀行に勤めましたが退職後ビデオレンタル店を開き70歳まで続けました。独立して商売をしてみたかったからです。商売は最初の頃は儲かりましたが、後半は競争が激しくなり、最後は全国チエーンの大型店が近くに出店して来て一挙に売上が減少し赤字が目に見えて来たので閉店しました。70歳でしたし夜遅くまで働くにはきつくなって来ていたので止め時だったと思いました。
仕事をやめて閑になったので、健康維持のためジムにせっせと通い ウオーキングクラブへ入って良く歩きました。新しい仲間も出来て健康で楽しく暮らしておりましたが何か不満を感じるようになりました。
それは一つの事を継続していれば向上してそれが数値で表されるようなものでないと段々つまらなくなってくるのではないかということでした。それを解決するには昇段や昇級のあるお稽古事だと気がつき探して見ました。健康によくて高齢者でもできるし昇段試験もある古武道の「杖道」というのを雑誌で見つけて入門しました。週1回の稽古を7年続け3段まで進みました。他にも太極拳も平行して教室に通い中伝まで行きました。この為か年に一度の区の健康診査でもいつも基準値以内の数字に収まる程の健康で推移しております。
2) 「脳トレ」としてのトレード
ただし体は健康でも、75歳過ぎて後期高齢者ともなると頭の方に問題が出て来ます。所謂加齢現像というもので、忘れっぽくなったり人名や地名ががすぐには出て来なくなったりします。
私も家内に指摘されてジムの脳トレーニングなどにも参加しておりました。そのうちに昔手掛けたことのある株取引きをしてみたらどうかと考えるようになりました。ただ株は銘柄選びが面倒なので日経225を選びました。体の活性化と同様に脳の活性化にも昇段式に数値化すればモチベーションがあがるのではないかと考えたのです。
口座の残高が増えること即ち昇段であると考える訳です。参考書を数冊買って来て夢中になって読み口座を開いてトレードを始めてみました。この年はアベノミクススタートの年で参考書を数冊読んだ程度でも利益を積み上げることができました。単なる幸運だったのに実力と思いこんで、昇段試験にまず合格と喜んでいました。ところが翌年になると一挙に厳しい状況となり自分のミスも加わって積み上げた利益が吹っ飛んでしまいました。
3)本マニュアルさんとの出会い
これではいけない。どこかしっかりと基本から教えてくれるところはないかと探していたところ本マニュアルさんに出会いました。ブログのわかりやすさに引かれて毎日読み聞くようになりました。
無料動画というのに内容が濃くて、いろいろ気配りがされていて、これなら高い料金を払っても大丈夫ではないかと思うようになりました。「イーブック」と言うのも購入してみて、私の向上心に答えてくれる教材でありシステムだと感じました。特に「定番」という単語が大変気になりました。定番って何だろう、相場が反転するときに出て来るみたいだがと考えましたがよくわかりませんでした。これを知りたくて遂に購入に踏切りました。
4) トレードを生活の中心に
スターターキットが到着すると、早速マニュアルの「定番」のぺージを開き読み込んだものでした。これはこの教材を一生懸命勉強すれば脳の活性化に連なると考えました。口座の残高を増やすと言う目的とちょっと違うかもしれませんが80歳を過ぎたシニアにはそういう目的でやる方が安全ではないかと考えました。
マニュアル購入後はまず生活からして大変化でした。このしっかりした教材の勉強とトレードをリンクさせて、生活の中心に据えようと考えました。
朝6時に起床 洗面 体操の後6時45分から場帳(林経済研究所発行)にナイトの平均線や高安値など12項目の記入します。朝食して 7時j45分からが勉強とトレード開始です。
マネックス証券のチャート開き、8時から金子先生のボードを開いて熟読し、有料動画を開いて聴講します。その際小さいノートにポイントを記入します。頭に刻み込むためです。一度で理解出来ないと何度も戻して読み直したり聞きなおしたりします。
マーケットが始まるとチャートの監視をします。各種の分足で自分の気に入る図柄が出るまで根気よく待ちます。その待つ時間にトレード技能の勉強をします。勉強の科目はディープテクニカル講座 定番検証表 ボードで紹介された先輩たちの売買譜です。
昼食を挟んで15時20分まで続けます。途中運動不足を補うためにNHKのラジオ体操(12;00)とテレビ体操(9;55と14:55の2回)をしてこれはコーヒータイムにもなります。15時半ごろから川沿いの公園に40分2キロほどの散歩をします。公園のベンチでトレード用語の暗記をこの時します、夕方は4時半から夜11時まで夕食を挟んでトレードと勉強の時間です。月曜から金曜日までこの日課を3年続けております。
私はこの生活がとても気に入っていて、このライフスタイルを作ることになった本マニュアルさんに本当に感謝しているのです。月曜日から金曜日まできっちり働き学んでおりますので土日はおもいきり自分を解放させてのんびりと過ごしております。
5) 高齢者トレードの注意点
80歳台でのトレードは危なくないか。80歳台の自動車のドライバーがアクセルとブレーキを踏み違えて店へ飛び込んだと言うようなことをよく聞きますが、トレードでも踏み違いはあります。注文の時売り買いを間違えてキーボードを押したことが私も一度あって、そういう時に限って急落が発生して大損しています。
ミニの注文をラージでしたこともありました。逆指値を忘れたこともありました。急落など市場が緊迫した時に限って起きるものです。後期高齢者.のトレードは一般の若い人のトレードとは違って当然で同じようにやれば危険です。事は命の次に大事なお金のことですから慎重であるべきです。
私は次の3つを守っています。
1.資金は30万円
2、1枚でのトレード
3.必ず逆指値でロスカット
理由
1)全てを失うような事態になっても知れたもの 年金1カ月分である
2) ロスカットで切られてもせいぜい小遣1か月分
3)ロスカット設定さえしておれば損失の限界がはっきりしているから怖くはない。
ただ少しずつでもロスカットが続けば30万はすぐなくなりそうですね、大丈夫です。本マニュアルの定番やディープテクニカルを活用してトレードすれば、マイナスばかりでなく嬉しいプラスもありますから簡単にはなくならない。しぶとく生きていきます。
6)これからについて
「貴方の実績は」?と聞かれると誠にお恥ずかしいかぎりで、本マニュアル代程度です。しかし私はそれで十分満足しております。段で言えば初段ぐらいでしょうか。
金は第一、「この年になって金をかせいだってあの世に持って行けるわけではない。」と、みなさん言ってます。それより死ぬ日の前日まで元気に生きて当日ピンコロリと行き+たいと80代の大方の方がおっしゃってます。
前日まで元気で生きるためには矢張り努力が必要です。楽だからと言って動かないでいてはだめです。頭も体も動かす、その動かすのも、発展向上を願って前へ進む気で即ち祈ってやると効果があると思います。
もし後期高齢者で先物をやってみたいと言う方がいたらご参考になればと思って書いてみました。