本マニュアルのレビュー 『追跡!その後のテンさん』

*インタビューをお聞きになるには、上の画像をクリック!

金子:『追跡!その後のトレーダー!』早速いってみたいと思います。

金子:差し支えなければ、ご職業を。

テン:主婦です。

金子:テンさんは、実は昨年の11月に1回目のインタビューを受けていただきました。

テン:はい。

金子:そこから半年、私がトレードメールを拝見するところ、目覚ましい進歩をされています。マニュアル購入からは、ちょうど2年弱になるんですか。

テン:そうです。一昨年の夏にマニュアルを購入して、それまでの投資経験は全くないです。

マニュアルを覚えることと並行して、動画視聴とフォローアップボードを手書きでノートに書くことをしてたんです。

4カ月目あたりからトレードメールを開始させていただいたんですけど、トレードには参加できなくて、勉強したつもりになってただけです。

金子さんがよく言われる「コーヒー方手にぼけーっとチャートを見ている、そこのあなた」っていう状態でした。

金子:今でもよく覚えております。でも、その当時からきちょうめんでしっかりと分析はされていましたよね。参加基準を活字にしっかりと起こしていたので、なんで(実際のトレードを)やらないんだということを私はメールで連呼していたんです。

テン:そうです。

金子:では、続けてください。

テン:半年以上経過してから、ようやくトレードに参加するようになったんです。定番トレードには何とか参加できるようになったんですけれども、負けたらどうしようという気持ちが抜けなくて、参加回数もわずかでした。

金子:今、年間売買譜をチラッとお見せしておりますが、そうですね、マニュアルを買われた3月はわずか1回ですか?

テン:はい。そうです。

金子:その後、4月がゼロで5月が3回とか、そんな感じでしたね。

テン:そうです。1年たってから定番トレードの参加はもちろん、初めて突っ込み買いも経験するようになって、だんだんトレードが怖いっていう気持ちはなくなってきたんですけれども、いざ参加ポイントを前にすると、自分の感情に支配されて、結局エントリーできないことが多かったです。

金子:どんな感情になるんですか?テンさんの場合は?

テン:買った場合ですと、下がったらどうしようとか、本当、単純に。

金子:単純に?

テン:そうなんです。これで上がるのかな?とか。

金子:なるほど。

テン:1年半から現在までですね。今年に入ってから、だんだん引いた目線っていうものがちょっとずつ理解できてきたような気がします。

うっすらと全体背景が見え始めたことを実感して、金子さんに言われてることが今年に入って、ある日ストンと腑に落ちたんです。

金子さんが日足チャートしか出さないように、全体背景が見えてくると、自然とやるべきトレードが浮かび上がってくるように思います。

金子:この“ストンと腑に落ちる”っていうのもどんな感じなんでしょうか。これも皆さん、おっしゃることなんですけど。

テン:そうなんですね。

金子:どんな感じですか?すごく言葉にはしにくいとは思いますけど。

テン:そうなんです。なんて言えばいいのかなあ。

金子:それを聞きたかったんです。なかなか説明付かないでしょう?

テン:そうなんです。

金子:私がいつも動画解説で『見てれば分かる』って言ってるのはそこなんです。

テン:そうなんですか。

金子:そう。それ、言葉で全部説明しきれないでしょう?

テン:できないです。

金子:でも、見てれば分かるよって私の言葉って、そのとき初めて分かったでしょう?

テン:分かりました。

金子:わざと聞いてみました(笑)。

テン:そうなんですね。

金子:やった人にした分からないところなんです。

テン:はい。そうすると、やりたくないところもだんだん見えてくるんです。

金子:これは個人的な感情というよりも、やっても駄目だろうなとか、やらないほうがいいと、そういうところですか?

テン:そうです。

金子:なるほど。分かります。

テン:そうすると、だんだんと引いた目線でチャートが見れるようなり始めて、そして、自分がやるべきトレードには淡々と参加できるようになって、そして、結果も付いてくるようになりました。

この淡々とっていうことが私にはとても難しいんですけれども、全体背景から絞り込んで参加すると、大負けするっていうことがないので、以前ほどトレードが怖いっていう気持ちはなくなりました。

何をそんなに怖がってたのかなあと、今ではちょっと謎です。

金子:だから、私が早くやりなさいって言ってたの。分かってるんだからやればいいでしょうって言ってたのが今となっては不思議なぐらいですよね。

テン:最近は逆にトレード嫌だなっていう、ちょっと不思議な気持ちが湧いてくるようになって。なんか、すごく疲れるようになりました。でも、アメリカ雇用統計の日は、3連休のようでちょっとうれしいです(笑)

金子:これ、私がいつも動画解説と言ってると同じことですね。「トレードが楽しいうちはまだ駄目だ」「ワクワクしてるうちは駄目だ」と。「つまんなくなって疲れてきたらもうかるよ」と。「代わりにうんともうかるよ」って言ってる。まさにそのとおりですよね?

テン:はい。

金子:これも、その境地にいってみないと分からないんですけど、分かりやすく言うと、『お仕事』になったってことだと思います。

テン:なるほど。

金子:だって、仕事でお勤めしたら、絶対、お金儲けるじゃないですか。

テン:はい。

金子:もちろん楽しい部分もありますけど、やっぱり、それなりの責任感とやって当たり前っていう部分って出てくるじゃないですか。そこだと思いますよ。

テン:そうなんですね。

金子:だから、疲労感は正しいんです。そこの疲労感をあとはどうやって発散してくかだけで、トレードとは別の話なんです。もう、お仕事になってるってことなんです。

テン:そうなんですね。

金子:お仕事やってて疲れない人いませんからね。

テン:そうですよね。

金子:じゃあ、引き続きお願いします。

テン:チキンから脱出するまでの私の変化なんですけれども。

金子:チキン、典型的な臆病のチキントレーダーだっていうことですね。

テン:そうです。まず、自分の感情は認めつつもトレード中は別人になること。あとは自分の感情には従わないこと。引いた目線と相場のリズムを少しずつ理解できるようになったこと。あとは勇気です。あとは目的を忘れないこと。日足チャートを見ること。監視時間の減少が変化です。

金子:詳しく聞きたいと思いますが、この「自分の感情を認めつつ、トレード中は別人になる」って、これ、どんなことですか?

テン:やっぱり負けたらどうしようとか、買って下がってしまったらどうしようとか、絶対、そういう気持ちになるんです。上にいくかなあとか、下げてくれるかなあとか思うんです。いざ、売り買いする場面の直前までは思ってるんですけれども、注文を入れるときには、もう、全て抑えて、何も考えないで注文するっていうか・・・。

金子:深いですね。それは私がいつも言ってることで。ちまたでは個人的な感情とか、そういうのは訓練で捨てろとか、システムトレードにしろとか言うんですけど、実際は人間である以上、無理じゃないですか。

テン:無理です。

金子:テンさんは私と違って憶病。私はガンガンやっちゃうタイプなんですけども。私がいつも言ってるのは元来持ってる人間のタイプ、性格は認めちゃったほうが楽なんですよね。

テン:そうです。

金子:認めるんだけど、従わない。コレなんですよね。

テン:そうです。

金子:「怖いと思ったけどやる」、とか。「やりたいと思ったけど、抑える」とか。そのほうがやっぱり現実的かなと思うんです。やっぱり、テンさんもそうですよね。

テン:そうです。

金子:じゃあ、2番目の自分の感情には従わないこと。これも似てますけど。

テン:そうですね。同じようなことなんですけれども、背景を絞り込んでいっても全く逆のことを自分で考えたりもするんです。そういう自分で考えたことはどうせ正しくないから。(笑)

金子:(笑)

テン:従わないっていうだけです。

金子:これも私がいつもマニュアル買われた方に言ってるのは『明るく自虐的に』ということですよね。

テン:そうです。

金子:下手の考え休むに似たりですから。最近は1足す1が2になる電卓じゃなくて、1足す1は5になる電卓なんだから、それは使わないほうがいいっていうふうに言ってますけど、そんなところですよね。

テン:そうです。当てにならないんです。

金子:当てにならないです(笑)。過去の統計と有意性の高いもののほうが当てになるわけですもんね。

テン:そうです。

金子:引いた目線と相場のリズムを少しずつ理解できるようになったっていうところを補足してもらえますか?

テン:日足チャートを見る時間がだんだん増えてくると、相場の流れっていうものはだんだん見えてくるようになった気がします。

細かいチャートは私はあんまり見ないんですけれども、日足チャートを見ていると、引いた目線がだんだんちょっと身に付いてくるというか。

金子:ここも分かるようになった人しか分からないことなんで何とも言えない部分なんです。

テン:そうなんです。

金子:ストンと落ちる部分と一緒で。変な話、幽霊が見える、見えないの世界じゃないですけど、見える人には見えるんです。分かりますよね?

テン:そうです。

金子:うっすらとこう、流れが見えてくるんですよね。

テン:そうです。

金子:これは、ある訓練を積んだ人には分かることなんで。今日はちょっとかなり、危ない団体のお話のようになってきましたが。

テン:(笑)

金子:言葉で説明できないですけど、やればできる部分っていうところなんですよね。

テン:そうですね。ちょっと、うまく言葉で説明できないです。

金子:分かります。ただ、その根拠になるものというのはマニュアルのベースにある一定の基準でありますよね。

テン:あります。

金子:自分で言うのもなんですけど、日々の動画解説っていうのはかなり丁寧にやってますから、それを一定期間以上見ると分かるでしょう?

テン:分かります。

金子:次は「勇気」。

テン:怖いっていう気持ちはなくなったんですけれども、特に売りです。4月頭の日銀短観の発表の後から下げたじゃないですか。

金子:下げましたね。

テン:ああいう、売り相場のときに参加できる勇気がちょっとずつ出てきた。

金子:取るための勇気ですね。もう、エイヤーっていくところの。

テン:そうです。エイヤーっていう。

金子:最後のワンクリックが皆さんなかなかできないんですよね。

テン:そうですね。

金子:4月は、随分売りでも取っているのを見て、「ああ、もう抜けたな」と思って、2回目のインタビューいきましょうと言ったのです。

テン:そうなんですね。

金子:じゃあ、次の「目的を忘れない」という。

テン:これは金子さんが言われてる、「毎日トレードで勝つことが目的じゃない、口座の残高を増やすことが目的」だって。毎日見る時間があると、今日、トレードに参加するのが目的になりそうで。

金子:そうですね。

テン:はい。だから、それをしないっていうか、目的を忘れないことです。

金子:月1回の報告のときには将来の夢とか、ほとんどアドバイスじゃなくて、プライベートでこんな遊びしてますとか、そんなことしか話してないんですけど、意外にそういうことって大事ですよね。

テン:大事です。

金子:なんのためにトレードしてるか忘れちゃうことって多いですよね。

テン:そうです。

金子:その辺りのテンさんの将来の夢とかも知ってますけど、ここでは言いません。

テン:(笑)

金子:あとは日足チャートを見るとか、監視時間の減少とか、同じようなことだとは思いますので、引き続きお願いします。

テン:引いた目線で相場と向き合えるようになってくると、ちょっと見え方が変わってきて、毎日の金子さんの言葉がスルスルと頭に入ってくるっていう感じはします。ああ、そういうことかあって思います。あとは再現性のあるトレードに参加してると記憶に残るようになりました。

金子:私が動画でいつも言ってること、よく分かるでしょう?

テン:分かります。

金子:カシャッとその場面がシャッターで切られてよみがえってくるかのような。

テン:そうです。

金子:ですから、あまり予言めいたことを当たる、当たらないっていうのは相場に関しては良くないんですけど、比較的、当たるでしょう?

テン:はい。当たります。

金子:それは頭の中のデータベースの中に映像とデータとしてしっかりと残ってるんです。それをやるための訓練をテンさんはずーっとやってたんです。

私は一年中、動画解説して、テキストで解説して、皆さんにメールを送って添削してます。何回もおさらいしてるから頭の中に残っちゃうんです。

要はパターン認識をうまく刻み込んじゃえば、相場は同じことしか起きないってことなんです。

テン:はい。

金子:随分深いところまで理解していただきました。

テン:(笑)

金子:画面の中にも、このテンさんの2015年、去年の1年間の売買の実績出てますが。先ほど、ちらっと触れましたけど、最初はおっかなびっくりですね。

テン:はい。

金子:でも、悪くなかったと思います。やらない月が突然、この4月のようにポッと出たり、7月出たりとかも。何とか口座の残高を着実に増やしながら、8月ぐらいからちょっと変わったんですよね。

テン:そうです。

金子:この辺りからちょっと本当の意味で本気になったかな?

テン:はい。そうです。

金子:ここから着実に増えてきて。それでも、本当に自分のやれるものしかやってなかったんですよね?

テン:はい。そうです。

金子:2016年に移りますけど、今年に入ってから、もう既に去年1年の前年度繰り越し、95万ってありますけど、それぐらい稼いじゃったのは自分が苦手な部分もやるようになってきましたよね。

テン:はい。

金子:4月っていうのは、売りで取れないと駄目でしたもんね。

テン:そうです。

金子:しかも、ミニ6枚で35万って、パフォーマンスだけ考えると、もうプロ並みなんですよ。

テン:そうなんですか?

金子:だって、100万の資金で35万ですよ。運用率どれぐらいですか?

テン:そうですよね。

金子:ただ実際は100万の資金じゃ、もうないか。

テン:そうです。

金子:結構増えてますけどね。もう、300ぐらいになったのかな?

テン:そうです。

金子:じゃあ、100万で始めて300万でしょう。巷の派手なお話に比べると物足りないように感じますけど、再現性とか、手堅さとか、そういうことから考えると、非常にこれは素晴らしい数字だと思います。

テン:良かったです。

金子:あとは、枚数を増やすだけで、やることは変えなくていいかな。それぐらいいいレベルまできてると思います。じゃあ、最後にまとめてください。

テン:1回目のインタビューで、マニュアル購入から半年以上トレードができなくて、遠回りしたって言ったんですけれども、今、私、逆にものすごく近道させてもらったと思ってます。

マニュアルと動画に全てが凝縮されているので、もう、金子さんの言うことを素直に聞いて実行することが一番のポイントじゃないかなと思います。

金子:ありがとうございました。やはり、テンさんの素晴らしいところっていうのは、焦らずに腐らずに腰を据えてやったという、ここが一番のポイントだと思います。

どうしても皆さん、結果をすぐ求めますけども、どうせ、一度この世界に入ってしまったら、ほとんどの方が足を洗えないんです。

テン:ですよね。

金子:一生、足は洗えません。そういう長い5年、10年のタームの中の1、2年って考えると、まばたき一つなんです。

そこをちょっと今までとは違う努力をするだけで大きく変わるんです。

だって、旦那さんが「ちょっとやってみたら?」と薦められたとのことですけど、そのうち、旦那さんが嫉妬しちゃうんじゃないですか?

テン:(笑)そうですかね。

金子:これ、枚数倍にしたら、金額倍ですからね。

テン:そうですよね。

金子:だから、これもそれも一挙に増やさないで、ちょっとずつ、ちょっとずつでいいんです。その辺はテンさんはなんの心配も要らないと思います。手堅いんで。慎重なんで。
あとは、これから本当の意味での成功を時間をかけて手に入れて。人によっては、これで成功だって方もいらっしゃいますからね。お勤め行くより、うちにいていいですもんね。

テン:そうですね。(笑)

金子:最後のテーマはトレードの疲労をどう癒やしていくか。ここですよね。だから、私がいろんなことやってるの分かるでしょう?

テン:分かります。

金子:そうしないと、なかなか疲労が取れないんですよね。

テン:そうですよね。

金子:お金儲かってるからそれぐらい仕方ないんですよ。

テン:そうですよね(笑)

金子:じゃあ、今日はどうもありがとうございました。

テン:ありがとうございました。

金子:これからも一緒に頑張っていきましょう。

テン:はい。よろしくお願いします。